検体のご準備
同一の患者様より3種類の検体のご準備をお願いいたします。
- ①全血(非腫瘍細胞):EDTA-2K 2 mL×1本
- ②FFPEスライド(腫瘍組織):5枚以上(16 mm²×10 μm×5枚)
- ③HE染色スライド:1枚
(ご提出時の温度:「冷蔵」 全血検体・FFPEスライド・HE染色スライド全て)
①全血の取扱い
- 採血管:EDTA-2K入り真空採血管をご使用ください。
- 採血後は十分に転倒混和し提出まで冷蔵で保管してください。
(採血後10日以内に提出できない場合は、凍結(-20℃)にて保管してください。) - 匿名化IDを採血管に印字、もしくは油性ペン等で記載してください。
※採血後の検体は、転倒混和後、各種検体取扱いガイドラインに記載された条件に従い、適切に管理してください。
②FFPEスライドの取扱い
- FFPEスライド中の腫瘍細胞の割合(腫瘍含有率)が、20%以上のものをご準備ください。
- 全てのFFPEスライドに同一の検体識別番号を印字、もしくは油性ペン等で記載してください。
- 提出まで医療機関様の運用方法で保管してください。
【FFPEスライドを準備する上での留意事項】
- 10%中性緩衝ホルマリン溶液で、6 ~ 48 時間の固定を推奨します。
- 作成されてから3年以内のFFPEブロックの使用を推奨します。
- 切片を伸展・乾燥する際、加熱することは避けてください。
- 一枚のスライドグラスに1切片とし、全て同一FFPEブロックから薄切してください。
異なるFFPEブロックから作製したFFPEスライドを混ぜてのご提出は、ご遠慮ください。 - 体積が0.8 mm³以上となるよう、FFPEスライドをご準備ください。
例1)16 mm²×10 μm×5枚 例2)16 mm²×5 μm×10枚 - マクロダイセクションが必要な場合は、必ずHE染色スライドにマーキングをお願いいたします。
マーキングに従い、検査受託施設でマクロダイセクションを実施します。
※FFPEブロック・スライドの作製は、日本病理学会「ゲノム診療用病理組織検体取扱い規程」等に記載された条件に従い、適切に実施してください。
③HE染色スライドの取扱い
- FFPEスライドと同一の検体識別番号を印字、もしくは油性ペン等で記載してください。
- マクロダイセクションが必要な場合は、HE染色スライドにマーキングしてください。
【HE染色スライドを準備する上での留意事項】
- マクロダイセクションが必要な場合は、必ずHE染色スライドにマーキングをお願いいたします。
- できるだけ腫瘍含有率が高い検体(腫瘍含有率が20%以上)をご準備ください。
腫瘍含有率が高いほど、遺伝子変化の検出感度が向上することが期待できます。
やむを得ず腫瘍含有率が低い検体を使用する場合は、マクロダイセクションのご指示をお願いいたします。
【コンタミネーションの防止】
FFPEスライドおよびHE染色スライド作製時には、別の患者様由来のスライドとのコンタミネーションを避けるため、以下の作業を行ってください。
- FFPEスライドごとに清掃し、毎回新しいミクロトームブレードを使用してください。
- ウォータバスは、FFPEスライドごとに毎回洗浄してください。
- 手袋は、FFPEスライドごとなど頻繁に交換してください。
【検体提出時の注意事項】
- 造血幹細胞移植歴のある患者様の検体、移植臓器由来の腫瘍検体は、患者様ご本人以外の遺伝情報が混在するため、検査不可となります。
- 抗がん剤治療後など白血球数が極端に減少している場合、全血検体の追加提出をお願いする場合があります。
- FFPEの上下が分かりにくい検体は、組織の向きを矢印などでご指示ください。
また、検査に使用する検体に優先順がある場合は、FFPEスライドに番号をご記入ください。 - 全血検体・FFPEスライド・HE染色スライドは、全て「冷蔵」にてご提出をお願いいたします。
(全血検体が凍結されている場合は、全血検体のみ「凍結」でご提出をお願いいたします。) - 温度条件;凍結(-20℃)、冷蔵(2℃ ~15℃)
※本品の使用にあたっては、必ず最新の電子添文をご参照ください。






